2019/09/15

任天堂・初代ファミコンの名作ソフト  コナミの三国志「中原の覇者」







曹操 

作 月岡芳年
Wikimedia Commons パブリックドメイン 



三国志といえば、ファンそれぞれで思い入れのある武将が全く違うぐらい、個性的で魅力のある人物が大勢登場します。


その1800年前の中国大陸の息吹を日本に伝えてきたのは、小説・人形劇・漫画・ゲームなどでした。




特に横山光輝さんの漫画「三国志」は、各武将の機微を魅力的に描き、広く親しまれている作品の一つです。

若い頃、私も当然のように読んだのですが、私が三国志の世界に足を踏み入れるきっかけとなったのは、ゲームの三国志でした。

それも初代ファミコンの、しかもコナミの三国志でした。

ゲームの三國志といえばコーエー(光栄)が有名で、信長の野望と共に一大ブームを巻き起こし、私も徹底的にやり込みましたが、初代ファミコンで発売されていたナムコと光栄の三国志では、仲間内ではナムコ(中原の覇者)の方が圧倒的に人気がありました。

その理由は、シンプルで分かりやすかったからです。

光栄の三国志は複雑であり、後にその複雑さが緻密さに発展していくのですが、子供にとってはナムコの方が楽しく遊べ、また敵を陥れる作中の計略コマンドも良くできていたように思えます。

こうして考えてみると、ゲームでその世界に初めて触れ、その後に漫画や小説の世界へと進み、そして、博物館で開催された三国志展にも訪れているように、子供時代に夢中で遊んだゲームというのは、その果たしている役割や影響は大きなものがあります。

この記事を書いている今、東京国立博物館では、過去にないほどの大規模な三国志展が開催されており、ゲームや漫画で親しんだ世界が出土品や遺跡として目の前に現れ、若い頃に心を動かされた武将たちの群雄割拠・治乱興亡・栄枯盛衰がより臨場感を持って迫ってきました。


蒼天すでに死す 黄天まさに立つべし

そうてんすでにしす おうてんまさにたつべし


国家の腐敗から民が困窮し、この言葉を掛け声に三国志は幕を開けますが、いまの時代も、まさにこのスローガンが当てはまるのではないでしょうか。

私にとって、ナムコのファミコンソフトで他に思い入れのあるものは、競馬ゲームの「ファミリージョッキー」が上げられます。

馬が競争する単純なゲームでしたが夢中になり、その後、競走馬育成ゲームである「ダービースタリオン」へと進み、さらに、私にとっての傑作競馬漫画「パッパカパー」にも触れることにもなり、大人になってからは、実際の競馬にも親しむこととなりました。

少年時代にゲームで遊んだ想い出が、その後の趣味だけでなく、登場人物の言動がちょっとした人格形成にまで及んでいることを鑑みると、その影響は小さくありません。

最近の私は、横山三国志に登場する魏の軍師・司馬懿の名セリフ、


待て あわてるな

これは孔明の罠だ


を何度も心の中で呟いているように、蜀漢の丞相・諸葛亮孔明と対峙しているかのようです。

その理由は、トランプ大統領やプーチン大統領らの末席に加わり戦っている闇の組織は、知力武力体力政治といった能力パラメーターが、それぞれ100を振り切っているぐらい強力だからです。

特にその知力は鬼神の知謀のごとくズバ抜けています。

CIAの洗脳工作「MKウルトラ」や、FBIの嫌がらせ心理工作「コインテルプロ」など、幾多もの人体実験を通じて獲得した膨大なデータから、人間心理を知悉し、その透徹した洞察力を用い、美学にすら高めた悪魔的采配で攻撃を仕掛けてきます。

しかし、統率のステータスは徐々に下がり、指図する手先の魅力も見かけだけで綻び始めており、付け入る隙はありそうです。

この戦いがいつまで続き、その結末もどうなるかは分かりませんが、一刻も早く乱世を終息させ、皆が笑って暮らせる社会を実現できるように、一人一人ができることをしていきましょう。






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