2019/01/11

歴史の真実を露骨に素通りした日露戦争の激闘を描く小説「坂の上の雲」のあらすじと感想  







戦艦三笠の前で立つ提督・東郷平八郎像

戦艦三笠と東郷平八郎像 横須賀三笠公園

paprilicさんによる写真ACからの写真 






目次 読了6分


  1. 日本の岐路であった日露戦争の激闘を記した小説
  2. なぜか決定的な歴史的事実を記していない本書
  3. 貧しかった明治の日本で海外に売られていった多くの若い女性たち
  4. 真っ赤な嘘が堂々と記された本書
  5. 劣悪な環境下で働かされていた彼女たち
  6. 二百三高地など日本人の死闘は間違いなく存在した
  7. 司馬遼太郎氏が唐行きさんの存在を知らなかったはずがない
  8. 世の中がヤラセや陰謀に満ち溢れているという事実



1 日本の岐路であった日露戦争の激闘を記した小説



小説【坂の上の雲】とは、国民的作家の司馬遼太郎氏が、日本の岐路となった日露戦争の死闘を余すところなく綴った一大叙事詩であり、多くの経営者が愛読書として挙げる日本を代表する書籍です。

日露戦争とは、明治維新から三十数年後、極東の小国日本が国家の存亡を賭けて大国ロシアと闘い、薄氷ながらも勝利を収め、その後世界へと躍り出るきっかけとなった戦いでした。









よって本書には、新興国日本の、血と汗と涙の記録が克明に記されており、また、司馬作品の中でも数少ない史実に忠実な歴史小説と言われています。

しかし、それは大きな誤りです。