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2018/03/04

子供のおもちゃに必ずレゴを採り入れなければならない理由 創造的破壊とビルドアンドスクラップ






レゴブロック lego 破壊と創造


代表的な子供のオモチャにレゴがあります。

LEGOは、子供に与える玩具として絶対に選択しなくてはなりません。





その理由は幾つかあります。


まず一つ目は、両手を複雑に使うからです。


以前当ブログで記したように、手には複雑な神経細胞が密集し、手への刺激が脳の活性化に繋がるからです。


二つ目は、頭で想像したものを具現化するための玩具だからです。


アインシュタインの言葉に、次のようなものがあります。


想像力は知識より重要である。知識には限界がある。想像力は世界を包む。

Imagination is more important than knowledge. Knowledge is limited. Imagination encircles the world.


この言葉の通り、新たな発明や発見は、無限の想像力から始まります。

人間は、想像して創造することで、様々な物事を作り出してきました。

このヒトの際立った特色が、レゴブロックを組み立てる過程で育まれるからです。

ただ、自由に想像し、自由に創造することは、絵を描く方が適しているでしょう。


三つ目は、これが最も優れたレゴの効用になります。それは、完成品を破壊することです。


その意味は、新たな創造が、徹底的な破壊の後に生まれることを学べるからです。

パソコンを例に取ると、このことがよく分かります。

最新のパソコンは快適に動きますが、やがて年数が経つと、様々なデータがハードディスクに蓄積し、動作が重くなっていきます。

他にも、各種ソフトウェアのインストールないしアンインストール、コードの変換といった操作により、少しずつバグが発生していきます。

その解決策として、WINDOWSではデフラグやスキャンディスクなどがありますが、それらを施したとしても、いつかどうにもならなくなるときがきます。

そこで、徹底的な破壊である、初期化をする必要に迫られます

今のパソコンは性能が良く、致命的な状況に陥ることは少ないかもしれませんが、一昔前のパソコンはあまり安定しておらず、どれだけ初期化の再セットアップを行なったかにより、パソコンの習熟度が測られるようなところがありました。

そして、技術革新が進んでいくと、現在のスペックでは対応しきれなくなり、そのパソコンを手放し、高スペックの品物を手に入れるに至ります。

つまり、新たな創造とは、現在のシステムの徹底的な消去、破壊、放擲があってこそ始まり、これは人間にも当てはまります。

我々は年を重ねるごとに、余計な知識、習慣、老廃物、脂肪などで凝り固まっていき、徐々に精神や肉体が鈍くなっていきます。

外部環境である時代も少しずつ変化し、やがては小手先だけの変化で思うように対応できなくなっていきます。

そして最後に死を迎え、次世代の新しい命に道を譲ります。

ただ、人間社会はドッグイヤーである情報産業とは違い、生きている間に旧来の自分とそのまま埋没していくことも可能です。

しかし、もしここでドラスティックに自己を作り変えるならば、徹底的に己を打ち壊さなくてはなりません。

このときに必要な自己破壊の行為が、レゴによって養われるのです。

レゴを組み立てていくと、あるとき何かが完成します。

そして、いくつかの完成品ができると、必ずピースが足りなくなります。

そのときに次に取り掛かろうとすると、その完成品を壊さなくてはなりません。

側で見ている親は、その完成品のできが良ければ良いほど壊すのを躊躇い、飾っておきたくなる衝動に駆られますが、それをしてはいけません。

子供が上手く描いた絵を、わざと破るようなことはしませんが、レゴは、次に進むには壊すことが求められます。

この、完成品を壊す行為こそが、レゴの最も重要な点であり、新たな創造は、カタストロフィーによって始まることを身体で覚えるのです。

しかし、このことをもって、第二次世界大戦の無差別空襲や原爆投下が、日本の再生のために必要だったとか、神の恩寵や天啓であったなどという馬鹿げた論に与することはできません。

ただそれでも、何事も、大きなビルドには大きなスクラップが前提となります。

そして、人間にとっての大きなスクラップ、つまり徹底的な自己否定は容易ではありません。

誰の人生にも、その人なりの大きな山場が必ず訪れます。

人生は日々選択であり、その積み重ねが一生を形作るとはいえ、ターニングポイントはどこかにあります。

そのときに、勇気を持って己を打ち壊し、大きな自分に賭けるためには、それを経験しておかなければできません。

それを、幼い頃のレゴ遊びによって少しでも体得しておくのです。

いつか子供たちが、新たな自己を打ち立てる場面に出くわしたとき、己を殺せるかどうかの試金石や修練として、オモチャにレゴを選んでみてはどうでしょうか。

また、粘土遊びにも、同じ効果が期待できるでしょう。






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