2017/06/08

子供とテレビはどのように関わるべきか? 長時間動画を視聴することの影響を考えてみる








acworksさんによる写真ACからの写真 


子育てをしていると、家事などで子供に構っていられないときがあります。

また、子供と四六時中べったりいると、離れたくなるときもあります。

そんなときテレビは役に立ちます。






テレビを点けて子供を前に座らせると、かじりつくように見始めます。

この光景は、子供にとって、テレビが想像以上に刺激的であることを如実に示しています。

今回のウイルス騒動で家にいることが増え、テレビの視聴が増えたご家庭も多いと思いますが、医師で作家の松田道雄氏は、著書「定本育児の百科」の中で、小さな子供がテレビを視聴することの危険性を伝えています。

また日本小児科医会も、テレビなどのメディアと子どもについての提言をしています。

その具体的な提言を以下に示してみます。

1. 2 歳までのテレビ・ビデオ視聴は控えましょう。
2. 授乳中、食事中のテレビ・ビデオの視聴は止めましょう。
3. すべてのメディアへ接触する総時間を制限することが重要です。1 日 2 時間までを 目安と考えます。テレビゲームは1日 30 分までを目安と考えます。
4. 子ども部屋にはテレビ、ビデオ、パーソナルコンピューターを置かないようにしま しょう。
5. 保護者と子どもでメディアを上手に利用するルールをつくりましょう。


引用文献 社団法人 日本小児科医会 「子どもとメディア」の問題に対する提言


このように、テレビやビデオといったメディアの子供への影響力を、多くの人が認識しています。

その理由は、言語の習得に影響してくるからでしょう。

母語となる第一言語の獲得には、ある一定の期間に、人から言葉を語りかけられなければ、上手に学習できないという臨界期があると言われています。

この臨界期に、テレビのような一方通行の言葉を浴びても、言語の習得にはほとんど繋がらないことも証明されています。


そして、第一言語習得の臨界期は、正確に判明していませんが10歳前後までと言われ、2歳まででは終わりません。

私の子供も、こっそりテレビを見ていることがよくありますが、この小児科学会のお達しは、2歳を超えたら2時間もテレビを観せてもいい、というお墨付きを、権威が与えていることになります。

3歳児に2時間もテレビを観せていたら、テレビ漬けの、自分の頭で考えない子供が簡単に出来上がります。

現在、テレビの偏向報道を批判している似非保守系の論客は大勢いますが、テレビそのものを批判している著名人は、脳機能学者の苫米地英人氏ぐらいでしょう。

なぜ他にいないかは簡単に想像がつきます。

テレビの視聴者は若者を中心に減少していますが、まだまだ影響力はあり、そんなテレビを批判すれば、当然ですがテレビに出ることはできなくなり、また取り上げて貰えず、その結果、知名度を上げることが難しくなるからです。

苫米地氏はTOKYO MXに出演していますが、キー局ではないテレビ局で、タブーの少ない番組であり、さらにはメディア界の革命と紹介されているぐらいですから、別格でしょう。

最近テレビ業界が危機を持っているからか、大御所芸人にテレビ業界の一面を批判させていますが、単なるガス抜きか、自浄作用がある振りをした演出だと、テレビを批判する人たちは気付いています。

今はメディアの多様化により、テレビに対する批判の声も届くようになりましたが、今までは抹殺されてきました。

また、テレビといった多くの情報を一方的に浴びる危険性は、番組の質などに話をすり替えられ、真剣に語られてきませんでした。

小さな子供にとってテレビとは、思考を奪う危険性があり、家族間の会話が減ることで言語の習得が遅れる可能性もあり、しかもテレビ業界は、TBSがオウム真理教に肩入れしていたように、露骨な印象操作やサブリミナルを行なった過去もあります。

今はネットでニュースも天気予報も観れますので、小さな子どもがいる家庭は、テレビを追放する選択肢を考えてもいいかもしれません。

私は、日々のニュースをよくGoogleニュースで読むのですが、ニュースの選別はコンピュータプログラムで自動収集しているため、あからさまな情報操作はできません。

プログラムの作成と設定は、結局のところ人が行いますが、一応公平と考えてもよいでしょう。

さらにGoogleニュースは、事前にキーワードを入力しておけば、その言葉に関連する記事が表示されたり、ニュース提供元も調整できたりと、カスタマイズ機能が非常に優れています。

例えば、自分の住んでいる街、勤務地、興味のあるテーマなどをキーワードとして入力すれば、自動でニュースを集めてくれます。

また、クリック一つで世界中の地域に変更することができ、google chromeには、ボタン一つで表示中のホームページを翻訳する機能が備わっています。

今はまだ不完全な自動翻訳ですが、言葉の意味を理解するAIが登場していますので、近い将来、スムーズな翻訳機能が搭載されるでしょう。

グーグルニュースのカスタマイズ機能は、日本人の目を開かせ、ニュース視聴のあり方を一変させるだけの可能性を秘めており、このようにネットでのニュース視聴が増えていけば、テレビの役割は大きく低下していくでしょう。

しかし、ここまでテレビを批判している私ですが、過去には好きなテレビドラマやアニメがありましたし、スポーツも観てきましたし、当ブログでシネマレビューをしているように、素晴らしい映画にも出会ってきました。

昨今増えている、何も練られていないYouTube動画と比較すれば、企画力の優れたテレビ番組の方がよほど有益です。

そのため、時間をしっかり決めた上で、テレビ、そしてユーチューブなどの動画を見せればいいと思います。

映像でしか表現できないドキュメンタリー、人生を変えるような映画、身体を張った個人投稿の動画は、多くの気付きや豊かさを与えてくれます。

現代は、スマートフォン、パソコン、タブレットなどで、子供が映像に接する機会が多く、ダラダラ見てしまうケースも多いため、子供の将来を思うならば、時間管理といったことを親は真剣に考えなければならないでしょう。






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